磯場回復・保全プロジェクト開発商品 ガンガゼウニパスタソ-ス(レトルト)の販売を開始します

2022年のウニパスタソースは完売となりました。有難うございました。

2023年のウニパスタソース販売は、10月から藻場再生グループにより販売されます。購入方法等につきましては9月頃にご案内させていただきます。

 

近年、玄海地区の沿岸では、大規模な磯焼け(海藻がなくなる現象)がみられています。その原因の一つは、これまで玄海沿岸域には生息していなかった南方系のガンガゼによる食害があげられます。藻場は、魚類などの産卵の場、稚魚育成場、餌場など、水産生物にとって多様で重要な役割を果たしています。また、一方で、陸域から流入する有機物や窒素やリンなどの栄養塩を吸収して水の浄化を行うとともに、光合成による二酸化炭素吸収、酸素供給など地球環境保全の重要な役割を果たしています。水産資源保護や漁場環境、地球環境保全を図るため藻場回復は喫緊の課題で、そのためにはガンガゼを駆除するとともに母藻設置による海藻繁茂促進の取り組みが必要です。

肥前町駄竹の藻場再生グループ(代表:井上健一)は、今年4月からガンガゼ駆除と母藻設置を行っており、当法人は捕獲したガンガゼの有効利用を図るための加工品開発に取り組んできました。ガンガゼは苦み成分を多く含んでいることからこれまで加工品開発は難しいとされてきましたが、苦み成分を押さえてウニ特有のうまみを活かした「ウニパスタソース」を開発し、121日より販売を開始します。なお、売り上げの一部は今後の駄竹再生グループの藻場回復に必要な資金として活用しますので、本商品を食べていただくことで藻場回復への支援につながります。

・原材料名:生クリーム生クリーム(国産)、トマトピューレ(国産)、ガンガゼ(唐津産)、にんにく、塩、ホワイトペッパー、食品添加物(生クリームに含有 乳化剤/香料/メタリン酸Na/安定剤(増粘多糖類)/カロチン色素)

・栄養成分:エネルギー396kcal、たんぱく質11.5g、脂質36.0g、炭水化物7.1g、食塩相当量1.7g

 ・アレルギー物質:乳、大豆