遠見番所(とおみばんどころ)は、江戸時代に外敵の侵入や船舶の不法行為を見張るために設置された施設で、兵士が日夜駐留し、何かあれば烽火台(のろしだい)を使い、連絡していました。遠見番所跡は各地に残っていますが、公園化しているのは少ないようです。
肥前町納所の遠見番所は、遠見岳(標高153m)の頂上に置かれ、天気がよければ遠く対馬まで見ることができます。頂上のベンチに坐り、江戸時代の見張り役の兵士たちが、何を思い見張りをしていたかを考えながら、ゆったりとした時間を過ごすのもよいものです。
なお、公園までの道路が狭く、車での離合が難しいので注意してください。